・漫研、打ち上げ
ビンゴを合月先輩が当て、片付けを手伝い、そして打ち上げへ。
6人掛けの席に、大和、ああああ、ピクタロウ、赤毛、ごるぁ、そして僕という・・・
普段の飲み会とまったく変わらないメンバーで着座。
このメンバーが揃ったら、何も起こらないはずがない。
序盤からフルアクセルでトークを飛ばす大和・・・。
開始10分で、既に息を荒げる僕ら。あいつは本当に面白いなー
≪今日の大和武勇伝≫
高校時代、『大田原の魔王』と恐れられる。
真夜中に外で騒いでいた暴走族が五月蠅くて、祖母が眠れないと困っていたので、
一人で暴走族を締めにいった。
その時、暴走族全員を自転車に乗らせ、大田原の自転車人口が一夜にして30%増加したとか。
とある高校時代、「山梨にとんでもない奴が居る・・・」という風の噂が大田原に届く。
それを聞きつけた大和が単身山梨に乗り込みに行く。
そのとんでもない奴とは、地元で『山梨のケルベロス』と暴挙の限りを尽くしていた、
高校生である若き日のピクタロウだった・・・。
『大田原の魔王』と『山梨のケルベロス』との、最初で最後の決闘がはじまった。
戦いは三日三晩続き、ケルベロスの頭と両手を使った同時攻撃(通称:トライアタック)に大和は防戦を強いられた・・・。
そして三日目の晩、トライアタックの弱点・・・アゴがガラ空きであることを見つけた大和は、
華麗なるアッパーカットをお見舞いし、決闘に終止符を打った・・・。
打ち上げの料理としてカレーが出される。
このカレーに感涙する大和・・・。
すると、「このカレーパネェ美味い・・・!!カレーって飲み物だよな?だったら、飲み放題で注文できるよなー?」と、聞いてくる大和。
「なら聞いてみなー!(爆笑)ラオウに聞いてみなっ!(大爆笑)」と優しく返す俺。
そして、ラオウと書かれたネームプレートを付けた、スキンヘッドで眼鏡の店員さんに、
「このカレーパネェ美味かったッス!!カレーって飲み物だから、飲み放題に入りますよね!?おかわりください!おかわり!!」
あのラオウの満面の苦笑いは、僕の心のアルバムにそっと閉まっておくことにします。
まじき家、襲来編へ続く・・・↓
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